こんにちは。オーテックプラス本店です。
トラックや特殊車両は、毎日の仕事で使われる大切な車両です。
走る・止まるだけでなく、荷台の昇降、排出装置、PTO、油圧装置、クレーン、パワーゲートなど、乗用車とは違う装置が多く付いています。
そのため、故障する前には必ずと言っていいほど、何かしらの「前兆」が出ていることがあります。
今回は、オーテックプラストラック専門店の
壊れる前兆シリーズとして、よくある故障前のサインについてご紹介します。
故障の前兆は「完全に壊れる前」に出ていることが多いです
トラックの故障でよくあるのが、
「昨日までは普通に使えていた」
「少し動きが悪いと思っていたけど、そのまま使っていた」
「音はしていたけど、仕事に支障がなかったので様子を見ていた」
というケースです。
実際には、完全に動かなくなる前から、
- 動きが遅い
- 途中で引っかかる
- 戻りが悪い
- 異音がする
- 警告灯がたまに点く
- 作動にムラがある
- 油漏れ、エア漏れがある
- いつもより力がない
といった小さな症状が出ていることがあります。
この段階で点検しておけば、部品交換だけで済むケースもあります。
しかし、そのまま使い続けてしまうと、周辺部品まで傷めてしまい、修理費用が大きくなることも少なくありません。
よくある「壊れる前兆」
1.動きが遅くなった
油圧装置やパワーゲート、ダンプ、アームロール、クレーンなどで多い症状です。
以前より上がるのが遅い、戻りが悪い、途中で止まりそうになる場合は、油圧低下、ポンプ不良、バルブ不良、シリンダー内部不良、リンク部の固着などが考えられます。
「動いているから大丈夫」ではなく、動きが悪くなった時点で点検がおすすめです。
2.戻りきらない・最後まで作動しない
排出装置、荷台装置、パワーゲート、PTO連動装置などで見られる症状です。
作動はするけど最後まで戻らない。
途中までは動くけど、いつもの位置まで戻らない。
このような症状は、機械的な引っかかり、リンク部のガタ、ピンの摩耗、シリンダー内部の抜け、センサー位置不良などが原因になることがあります。
この状態で無理に使用すると、曲がりや破損につながることもあります。
3.異音がする
「ギー」「ゴトゴト」「カンカン」「ウィーン」という音は、故障前のサインであることがあります。
ベアリング、ブッシュ、ピン、モーター、ポンプ、リンク部、足回りなど、異音が出る場所はさまざまです。
音が出ているということは、どこかに負担がかかっている可能性があります。
異音は早めに確認することで、大きな故障を防げることがあります。
4.警告灯が点いたり消えたりする
警告灯が一度点いて、その後消えた場合でも安心はできません。
特にトラックでは、
- DPF警告灯
- 燃料水抜き警告灯
- エンジンチェックランプ
- ABS警告灯
- エアサス警告
- バッテリー警告灯
などが一時的に点灯することがあります。
「消えたから大丈夫」と思っていても、内部には故障コードが残っている場合があります。
早めに診断機で確認することで、原因の特定がしやすくなります。
5.油漏れ・エア漏れがある
トラックで特に注意したいのが、油圧オイル漏れやエア漏れです。
少しにじんでいるだけでも、使い続けることで漏れが大きくなることがあります。
油圧装置の場合は作動不良につながり、エア漏れの場合はブレーキやエアサス、各種装置の作動に影響することもあります。
駐車場に油の跡がある、エアが抜けるのが早い、コンプレッサーが頻繁に作動する場合は注意が必要です。
まだ使える。は、故障の一歩手前かもしれません
仕事で使うトラックは、どうしても「今すぐ止められない」という場面が多いと思います。
しかし、完全に壊れてからの修理になると、
- レッカー移動が必要になる
- 部品がすぐ入らない
- 修理費用が高くなる
- 仕事に穴が空く
- 周辺部品まで交換になる
といったリスクがあります。
特に特殊装置付きのトラックは、症状が軽いうちに点検することで、修理範囲を抑えられる場合があります。
こんな症状があれば早めの点検がおすすめです
- いつもより作動が遅い
- 最後まで戻らない
- 途中で引っかかる
- 異音がする
- 警告灯がたまに点く
- 油漏れがある
- エア漏れの音がする
- 操作しても反応が遅い
- 以前より力が弱い
- 何となく違和感がある
このような症状は、故障の前兆かもしれません。
トラックの故障は、突然起きたように見えても、実はその前から小さなサインが出ていることがあります。
「少しおかしいけど、まだ使える」
このタイミングで点検することが、結果的に修理費用を抑えたり、仕事への影響を少なくすることにつながります。
オーテックプラス本店では、トラックの一般整備から故障診断、油圧装置、PTO、架装装置、各種警告灯の点検まで対応しております。
気になる症状がある場合は、完全に動かなくなる前に一度ご相談ください。