こんにちは。オーテックプラス本店です。
今回は
三菱ふそう ファイター(アルミウイング)
クラッチ不良の修理事例をご紹介します。
■ 症状
・クラッチを戻しても繋がらない
・前に進まない(滑っているような状態)
一見すると「クラッチ滑り=ディスク摩耗」と思いがちですが、今回の原因は別でした。
■ 車両情報
・エンジン:6M60(7540cc)
→ トルクもあり耐久性の高い人気エンジンです

■ 原因
クラッチの動きは
レリーズフォーク
↓
シャフト
↓
レリーズベアリング
↓
ダイヤフラムスプリング
という流れで伝達されます。
今回の不具合は、この中間にあるシャフトの固着。







シャフトの動きが悪くなり、
クラッチが“踏まれたまま戻らない状態”になっていました。
■ 結果
・クラッチディスク焼け(損傷)
・正常に動作不可
そのため、
・クラッチディスク
・クラッチカバー
・レリーズベアリング
・レリーズフォーク
・フォークシャフト
上記を一式交換となりました。



■ 作業時間の目安
・ミッション脱着: 約3.5時間
・清掃作業: 約1.5時間
・交換・組付け: 約4時間
合計:約9時間前後
※車両状態や架装(アルミウイングなど)により変動します
■ 部品代の目安
・クラッチ一式:約10万円前後
・フォークシャフト等含む:約15万円前後
■ このトラブルのポイント
今回のように
「クラッチが繋がらない=必ずしもディスクだけが原因ではない」
というケースも多くあります。
特に中型トラックでは
・可動部の固着
・グリス切れ
・シャフトの錆
などの“周辺部品の不具合”が原因になることも少なくありません。


