こんにちは。オーテックプラス本店です。
平成26年式 日野レンジャーのクラッチ修理です。
今回のご相談は、
「クラッチペダルを踏むと、ベルト鳴きのような異音がする」
という症状でした。
最初に音を確認すると、クラッチを踏んだ時にだけ異音が出ていたため、レリーズベアリングやクラッチ内部の不具合を疑い点検を進めます。
クラッチ内部を確認するには、ミッションを降ろす必要があります。
周辺部品を取り外し、ミッションを脱着してクラッチを分解。



確認してみると、レリーズベアリングに焼き付きがあり、クラッチカバー側の接触部分にも摩耗跡が確認できました。
レリーズベアリングは、クラッチペダルを踏んだ時にクラッチカバーを押す重要な部品です。
内部のグリス劣化や経年劣化、摺動不良などが起きるとベアリングの回転が悪くなり、熱を持って焼き付きにつながることがあります。
また、クラッチの遊び不足やレリーズ機構の戻り不良などで、ベアリングがクラッチカバーに当たり続けてしまうと、さらに負担がかかります。

今回はレリーズベアリングだけでなく、再修理を防ぐために
・クラッチディスク
・クラッチカバー
・レリーズベアリング
・パイロットベアリング
など、クラッチ一式を新品へ交換していきます。
あわせてフライホイールの焼けや摩耗、オイル漏れなども点検します。
クラッチの異音は、初期の段階では普通に走れてしまうこともあります。
ですが、そのまま使用を続けると
クラッチが切れない
ギヤが入りにくい
異音がさらに大きくなる
最悪の場合、走行不能になる
といったトラブルにつながる可能性があります。
「クラッチを踏むとキュルキュル音がする」
「シャー、ゴーという音がする」
「クラッチが重い」
「ギヤの入りが悪くなった」
こうした症状が出ている場合は、早めの点検がおすすめです。
トラックは仕事で使う車両だからこそ、止まってしまう前の修理が大切です。クラッチ異音や違和感がありましたら、お気軽にご相談ください。